北海道から届いた生産者のとっておきの話。きたやさいブログ

男爵

収穫間近です!

2017年7月24日(月)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

馬鈴薯の生育も終盤を迎えています。
今年は花の咲く時期が短かったため、見ごろとなる時期が短かったですね。
でも、生産者側の本音としては「花に余計な養分を取られたくない」ということも一理あります。しかも、品種によってはその花がミニトマトのような実になり、種を付けてしまい翌年からも野良生えしてくるという厄介な存在だったりします。

花が終わってからは、芋が最も肥大する時期になります。
栄養生長から生殖生長に切り替わり、茎葉が黄色くなっています。
こういうとき、「芋も黄変してきた」と言います。

上の画像は、前進馬鈴薯のチョッパー処理作業です。
茎葉を地上すれすれで切り落として、芋の肥大を止めて早期の収穫を狙います。
処理後早くて2週間くらいで収穫時期を迎えます。

地上部が無くなると、ほとんど芋が肥大しなくなるため、どの時点で打ち切るかというところは非常に悩みどころとなります。
前進馬鈴薯では、8月14日までにJAに出荷しないと、「前進出荷奨励金」がもらえなくなるためです。

試し掘りをして、収量調査するということが大事ですね!


でんぷん含有量(ライマン価)の測定など

2017年7月14日(金)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

久しぶりの更新です!
ネタはたくさんあったのですが、仕事の行き詰まり感が半端なく続いており(現在進行形)更新できませんでした(汗)

言い訳はさておいて・・・

7月も半ばとなり、馬鈴薯の花盛りもピークを過ぎてきました。
ここ数日、30度を超えるような暑さで雨も少ないため、やや乾き気味で砂地の畑では高温障害によりしおれてきています。

アブラムシやガの幼虫なんかも活発化しており、生産者は早朝や夕方は防除に追われています。

更新しない間も、芋は立派に肥大してきました(笑)。
畑によって、玉数が多いか肥大しているか、肌はきれいかなどさまざまです。

下の画像は、男しゃくを6株抜いて規格別に並べてみたものです。
これから肥大が進んできますので、今のところは小ぶりです。
玉数は、やや多いような気がします!

8月からは、早くも馬鈴薯の収穫が始まります。
収穫が早くても美味しい芋をお届けするために、しっかり仕上がったか確認してからでないと、収穫準備(茎葉処理)をしてはならないといったルールを設けています。

でんぷんの含有量を調べ、12%以上だと合格です。
この装置で測定することができます。
今日掘った芋を調べたら11.9%でした。惜しい(笑)



種子ばれいしょ補助員検査(2期目)

2017年7月4日(火)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

7月に入り、あちらこちらの畑で馬鈴薯の花が見られるようになりました。
倶知安の出雲(いずも)地区では特に美しく見渡すことができます。
品種ごとに、花の色や咲き方が異なりますので一つ一つの畑を見てどの品種なのか分かると観光客に自慢できます(笑)。

今日は、2期目の種馬鈴薯防疫補助員検査が行われました。
2期目は、シストセンチュウ(根に付着して養分を吸い取り、大量の休眠卵を残して次代に増殖していく恐ろしい線虫)がいないかどうか、通路沿いの複数株を抜き取って確認します。(1頭でもいたらアウトです)

ちなみに、「男しゃく」はシストセンチュウに弱いのですが、「とうや」、「キタアカリ」、「きたかむい」という品種はシストセンチュウに強く、休眠卵が目覚めても養分が吸えずに餓死させることができます。

「きたかむい」の種芋の畑も歩きましたが、こちらは生育が旺盛で腰の高さくらいまで伸びています。足元も見えませんので、私は歩くだけでも大変でした(笑)。

検査で抜き取った芋を並べてみました。
男しゃく、キタアカリ、きたかむいとも大きいもので50~60gありました。
開花が終わると、これからは地上部の生長が止まり、蓄積した養分が芋の肥大に向けられていきます。

これからの時期は、あまり暑くならずに、昼夜の寒暖差があった方がホクホクしたおいしい芋になるみたいですよ!



生育調査など

2017年6月29日(木)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

天候不順が続く中でも、今日は何とか防除ができている人が多く、疫病の発生も今のところ防いでいるようです。

馬鈴薯の生育は、高水分により徒長気味で、茎葉がひょろひょろして柔らかい感じがします(前向きな言い方をすれば「みずみずしい」)。来週の天気予報を見ると、最高気温が上がってきますので、高温・多湿条件で発生する「軟腐病」という病気にも気をつけなくてはならなさそうです。

そんな中、ホクレン、北海道肥料の担当者の方と一緒に、肥料試験の生育調査を行ってきました。

試験区(新しい肥料)10株、慣行区(対象となる、生産者がいつも使っている肥料)10株をそれぞれ2か所、草丈と茎数を測定します。

広大な畑のどの部分を測るか、平均的な部分を探します。
担当者的にはいい結果を求めて「試験区」の生育の良いところを選びたくなるのですが(笑)、話し合いで決めていきます。

茎数は4本前後、草丈は30センチくらいが平均で、試験区と慣行区の差はあまり感じられませんでした。この試験は、低コスト肥料で同等の収量を取るという目的の試験ですので、今のところ一安心です。



生育状況と市場関係者との販売協議会

2017年6月27日(火)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

先週末からの雨が乾かない状態が続いており、防除はおろか培土もできていない畑もあり、このままでは昨年と同じく「疫病(えきびょう)」の脅威にさらされてしまう恐れがあります。
今日から金曜日までは雨は降らなさそうなので、なんとか明後日には作業に入りたいところです。
農協からも、防除情報としてこの時期の生育ステージに適した最も効果的な薬剤を選んで、生産者の皆様にご案内しています。
あらゆる畑の生育状況や病害虫の発生状況を見て考えますが、防除の効果が出なければ大変ですので結構考えます・・・

下の画像は26日朝の時点ですが、畝(うね)の間に水が溜まってしまっています。
茎葉が繁茂してくるとなかなか水分が抜けづらくなってきます。

昨日は、壮瞥町の洞爺サンパレスにて、市場関係者やホクレン、JA担当者65名による馬鈴薯の販売協議会を行いました。

平成28年産の取扱いの総括や、平成29年産の他産地の作付、生産動向と物流や消費地情勢など意見交換しました。

画像は、とても暗く映っていますが、実際の会議室はもっともっと暗かったです(笑)

馬鈴薯の流通は、春には長崎県産から静岡、茨城県産から北上し、8月頃から本格化する北海道産が始まった時点でどのような需給情勢となっているのか、非常に気になるところではあります。

今のところ、府県各産地とも干ばつの影響を受けて小玉傾向ということで、大玉と小玉の価格差が大きいそうです。特に大玉の芋は、スーパーで1個単位でのばら売りが主流になってきています。「中食」という言葉を良く目にするようになりましたが、家庭での調理が減って、必要分だけ買うという時代になったということです。

ようてい産を心待ちにして頂いているということで、これからの栽培にも気合いが入りますね!


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えぞふじくん(ミニふじ)さん

JAようていのシンボルでもある蝦夷富士と呼ばれている羊蹄山にちなんだキャラクター「えぞふじくん」の子供である「ミニふじ」が、神出鬼没に登場!時には頭からアンテナをだしたり、アイディアをだしたり、いろいろな形で日本国内はもちろん、全世界へ馬鈴しょ情報を発信します!!

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