北海道から届いた生産者のとっておきの話。きたやさいブログ

男爵

生育状況と市場関係者との販売協議会

2017年6月27日(火)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

先週末からの雨が乾かない状態が続いており、防除はおろか培土もできていない畑もあり、このままでは昨年と同じく「疫病(えきびょう)」の脅威にさらされてしまう恐れがあります。
今日から金曜日までは雨は降らなさそうなので、なんとか明後日には作業に入りたいところです。
農協からも、防除情報としてこの時期の生育ステージに適した最も効果的な薬剤を選んで、生産者の皆様にご案内しています。
あらゆる畑の生育状況や病害虫の発生状況を見て考えますが、防除の効果が出なければ大変ですので結構考えます・・・

下の画像は26日朝の時点ですが、畝(うね)の間に水が溜まってしまっています。
茎葉が繁茂してくるとなかなか水分が抜けづらくなってきます。

昨日は、壮瞥町の洞爺サンパレスにて、市場関係者やホクレン、JA担当者65名による馬鈴薯の販売協議会を行いました。

平成28年産の取扱いの総括や、平成29年産の他産地の作付、生産動向と物流や消費地情勢など意見交換しました。

画像は、とても暗く映っていますが、実際の会議室はもっともっと暗かったです(笑)

馬鈴薯の流通は、春には長崎県産から静岡、茨城県産から北上し、8月頃から本格化する北海道産が始まった時点でどのような需給情勢となっているのか、非常に気になるところではあります。

今のところ、府県各産地とも干ばつの影響を受けて小玉傾向ということで、大玉と小玉の価格差が大きいそうです。特に大玉の芋は、スーパーで1個単位でのばら売りが主流になってきています。「中食」という言葉を良く目にするようになりましたが、家庭での調理が減って、必要分だけ買うという時代になったということです。

ようてい産を心待ちにして頂いているということで、これからの栽培にも気合いが入りますね!


種子馬鈴薯の第1期補助員検査

2017年6月20日(火)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

今日は種芋検査のお話しです。
23日の自主検査に備え、防疫補助員による自主検査を行いました。
倶知安町全体で、種芋ほ場は45筆で51haもありますので、4つの班に分けて地区を割り振りして、分担してほ場確認をしていきます。

地区の種芋生産者と防疫補助員とで、種芋ほ場内のウィルス株を抜き取っているかを主に確認します。初回なので、うねの数や株数を確認したり、ほ場の入り口に設置する種芋の栽培管理状況を書いた看板や、ほ場に入る際に長靴を洗う水槽がちゃんと設置しているかどうか、隣接する作物が種芋に影響しないかどうかなども重要なポイントです。

本培土している場合、この間を歩くのが結構大変だったりします。
バランスを崩さないよう、両手を広げるのがいいような気がします(笑)。

検査中に、ウィルス病の疑いで抜き取った株ですが、芋も順調に生育しています。
直径2センチくらいになっていますね。

今年は、特にキタアカリの生育がいいと思います。楽しみですね!

半日、歩きっぱなしでしたので、歩数計を見たら10,000歩以上になっていました。皆さん、お疲れさまでした!


本培土について

2017年6月19日(月)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

ようやく、天候も安定してきました!
今日から、本培土作業のピークを迎えています。

本培土とは、きれいなかまぼこ状に土を成型する作業のことで、芋が地表に出にくく肥大が均一になり、茎葉が倒伏しやすくなるなどさまざまな効果があります。
間近で撮影させて頂きましたが、結構、サクサク進みます。
今日は畑の水分がほど良いそうです。(多いと地表面が固まって収穫時に土塊となることやひび割れして芋が緑になってしまう)

早生品種「とうや」の早いところでは、ちらほらと花が咲き始めました。
今のところ「疫病」は確認されていませんが、このまま順調に生育して欲しいものです。



霜害(そうがい)と生育状況について

2017年6月16日(金)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

6月13日の早朝にかけて気温が非常に下がり、一部の畑で霜(しも)が降りてしまい、馬鈴薯にも一部で被害が発生しています。
葉のところどころに、茶色く枯れがかった症状が出ていますが、病気ではないので、枯れが極端に広がることは無さそうです。
馬鈴薯の病気で最も恐れられる「疫病(えきびょう)」と症状が似ており、紛らわしいです・・

一株、拝借させて頂きました。
上の方には、花の蕾があるのが分かります。いわゆる「着蕾期(ちゃくらいき)」です。
根の方には、種芋の芽がでた部分から複数枝分かれして、小さな芋ができているのが分かります。直径1~2センチくらいでしょうか。
ちなみに、茎から芋までの部分は、「ストロン」と呼びます。
この「ストロン」が短いと肥大した芋同士がぶつかってしまい、変形した芋になってしまいます。品種によって長さに差がありますが、気象条件や培土のタイミングによっても長さが変わることもあります。



種馬鈴薯の研修

2017年6月13日(火)【男爵】

えぞふじくん(ミニふじ)さん

今日は、種馬鈴薯のお話しです!
種馬鈴薯は、病気の無い健全な芋を作らないと、食用馬鈴薯の生育に悪影響を及ぼしてしまうため、農林水産省による種芋検査を受け、合格したもののみが種芋として流通させることができます。

種芋検査の合格基準はここでは書き切れませんが、馬鈴薯の病気で検査の基準の一つである「ウィルス病」は、病気にかかった芋を翌年植付するとその芋もウィルス病にかかってしまいますし、アブラムシがその病株の汁を吸って他の健全な芋の株の汁を吸うことで病気が伝搬されてしまいます。

ひどいものだと、馬鈴薯の塊茎が肥大せず減収してしまいますので、種芋生産の段階でしっかりと除去しなければなりません。

上の画像のうち、左の2株がウィルス病にかかっています。
葉がギラギラして、全体的に縮れています。
ここまではっきり症状が出ていれば抜き取りやすいのですが・・・

上の画像は、生育不良な左側がウィルスかなと思ってしまいますが、正解は一番右の株だそうです(手が添えられているもの)。モザイク症状といって、葉の一部が黄色がかっていれば分かりますが、症状がはっきりと出ない株については見分けるのが非常に困難です。

種芋検査には、防疫補助員という種芋検査の補助をする生産者の方々がいらっしゃいます。種芋検査の前には、補助員による自主検査を行い、それぞれの種芋圃場がしっかりと病株を抜き取っているか確認を行います。

今日は、その防疫補助員の方々と一緒に、札幌の羊ケ丘にある「農林水産省横浜植物防疫所札幌支所」にある、品種別にウィルス株が植えられている見本圃場に行き、ウィルス株の病状の確認を研修してきました。

陽射しが強い時は見えにくいですが、曇った時なんかは見えやすくなります。
あまり近くで見るよりも、少し離れた方が見やすいそうです。
熟練した方々のお話しは、非常に勉強になりました!



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えぞふじくん(ミニふじ)さん

JAようていのシンボルでもある蝦夷富士と呼ばれている羊蹄山にちなんだキャラクター「えぞふじくん」の子供である「ミニふじ」が、神出鬼没に登場!時には頭からアンテナをだしたり、アイディアをだしたり、いろいろな形で日本国内はもちろん、全世界へ馬鈴しょ情報を発信します!!