先週末からの雨が乾かない状態が続いており、防除はおろか培土もできていない畑もあり、このままでは昨年と同じく「疫病(えきびょう)」の脅威にさらされてしまう恐れがあります。
今日から金曜日までは雨は降らなさそうなので、なんとか明後日には作業に入りたいところです。
農協からも、防除情報としてこの時期の生育ステージに適した最も効果的な薬剤を選んで、生産者の皆様にご案内しています。
あらゆる畑の生育状況や病害虫の発生状況を見て考えますが、防除の効果が出なければ大変ですので結構考えます・・・
下の画像は26日朝の時点ですが、畝(うね)の間に水が溜まってしまっています。
茎葉が繁茂してくるとなかなか水分が抜けづらくなってきます。

昨日は、壮瞥町の洞爺サンパレスにて、市場関係者やホクレン、JA担当者65名による馬鈴薯の販売協議会を行いました。
平成28年産の取扱いの総括や、平成29年産の他産地の作付、生産動向と物流や消費地情勢など意見交換しました。
画像は、とても暗く映っていますが、実際の会議室はもっともっと暗かったです(笑)

馬鈴薯の流通は、春には長崎県産から静岡、茨城県産から北上し、8月頃から本格化する北海道産が始まった時点でどのような需給情勢となっているのか、非常に気になるところではあります。
今のところ、府県各産地とも干ばつの影響を受けて小玉傾向ということで、大玉と小玉の価格差が大きいそうです。特に大玉の芋は、スーパーで1個単位でのばら売りが主流になってきています。「中食」という言葉を良く目にするようになりましたが、家庭での調理が減って、必要分だけ買うという時代になったということです。
ようてい産を心待ちにして頂いているということで、これからの栽培にも気合いが入りますね!