ながいも
Chinese Yam
すってトロトロ、切ったらシャキシャキ、火を通すとホクホク。1本でいろいろな食感が楽しめるながいも。主成分はデンプンなので、本来は加熱が必要ですが、デンプンを分解する酵素が含まれているので生でもおいしく食べられます。強力な消化酵素が一緒に食べる穀類や魚、肉の消化を助けてくれるので、とろろごはんやまぐろの山かけは理にかなったメニュー。栄養バランスもよく、食生活に活かしたい食材ですね。
北海道産
トップを争う青森県と合わせると全国7割以上のシェア。秋と春に収穫し、低温貯蔵で通年出荷に。
保存方法
1本のものは新聞紙で包んで冷暗所へ。切ったらラップで包んで冷蔵庫へ。とろろにして冷凍保存も。
旬の時期
栽培時期は4月〜11月、旬は11月〜12月。
選び方
切り口が白くみずみずしいもの。皮の色はやや黄色みがあり、表面がなめらかでツヤがあるもの。
横スクロール可能
※帯の色が薄くなっている時期は出荷量が少なく、北海道外には出回っていない場合があります。
※出荷時期は天候によってずれる場合があります。
豆知識
- 参照:
- 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
- 監修:
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札幌保健医療大学
保健医療学部栄養学科
客員教授/農学博士 荒川義人
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緑のカーテンが目印
高い支柱が並び緑の葉がカーテンのように覆っていたら、そこがながいも畑。その葉が茶色く枯れると地中のいもが完熟したサイン。
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トロロのかゆみ防止
ながいもが手や口につくとかゆくなるのはシュウ酸カルシウムのせい。
酢水につけてから調理するとかゆみが抑えられます。 -
海を渡る特大ながいも
台湾では十勝産の特大ながいもが人気で輸出しています。
薬膳としてながいもをジュースにして飲むのが一般的だとか。