きたやさい
ホクレン

ねぎ

Welsh Onion

ねぎといえば、緑と白のツートンカラー。実は、この色の違いで成分もずいぶんと変わります。緑の部分はβ―カロテンやビタミンCを含む緑黄色野菜。一方、白い部分のツンとした香りや辛みは硫化アリルという成分で、薬味として利用されることが多いですね。生でも、煮ても、焼いてもおいしい1本を無駄なくいただきましょう。

北海道産

本州では冬から春に収穫する冬野菜。涼しい北海道では、夏でも軟らかく、みずみずしく育ちます。 

保存方法

新聞紙で包み冷暗所に立てておくと長もち。
すぐ使う時は2つに切ってポリ袋に入れて野菜室へ。

旬の時期

主な栽培時期は4月〜10月、旬は7月〜11月。

選び方

緑と白の境目がくっきり分かれているものを。
土をしっかり盛って丹念に育てられた証拠です。

横スクロール可能

※帯の色が薄くなっている時期は出荷量が少なく、北海道外には出回っていない場合があります。

※出荷時期は天候によってずれる場合があります。

ねぎの種類

簡易軟白ねぎ

土の代わりに籾殻や被覆資材で葉鞘部を覆い、日光を遮断して栽培。普通栽培と比べ、軟らかくてクセのないねぎに育ちます。

小ねぎ

白い部分を伸ばすねぎに対して、土を盛らずに緑の部分を伸ばし、若どりするのが小ねぎです。西日本に多い栽培ですが、北海道でも増えています。

豆知識

参照:
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
監修:
札幌保健医療大学 
保健医療学部栄養学科 
客員教授/農学博士 荒川義人
  1. 白いトコとは呼ばないで

    根とか茎とか呼ばれる白い部分の正式名称は葉鞘(ようしょう)。
    葉鞘をいかに白く、まっすぐ伸ばすかがねぎ栽培のポイント。

  2. やさしく布団をかけるように

    根元に土を盛る培土(ばいど)。成長を見ながら、緑の葉を超えないように培土を繰り返すねぎは、なかなか手間のかかる野菜なのです。

  3. またの名を「ひともじ」

    古来の日本では香りの強さから「き(気)」と呼ばれ、その一文字の名称から「ひともじ」に。ちなみにニラは「ふたもじ」と呼ばれていたそう。

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