キャベツ
Cabbage
キャベツは細胞を壊すと酵素作用で風味が増すので、日本の“千切りキャベツ”は世界に自慢したい調理法です。たんぱく合成を促して胃酸の分泌を抑え、粘膜の修復に有効とされるビタミンU(別名“キャベジン”)はまさにキャベツから発見されました。ただし、水溶性の成分が多いので、生のまま食べるか、加熱した時にはスープを残さず味わいましよう。
北海道産
生産量は全国第6位。夏から秋には全国へ出荷。
収穫後、雪中に貯蔵する越冬キャベツも有名に。
保存方法
丸ごと保存する場合は芯をくりぬいたところにぬらしたペーパーを詰め、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
旬の時期
栽培時期は4月〜11月、旬は6月〜9月。
選び方
葉がしっかり巻いてあり重たいもの。芯の大きさが500円玉よりやや小さく、切り口がみずみずしいもの。
横スクロール可能
※帯の色が薄くなっている時期は出荷量が少なく、北海道外には出回っていない場合があります。
※出荷時期は天候によってずれる場合があります。
キャベツの種類
春キャベツ
巻きがゆるやかで、やわらかくみずみずしい。サラダや浅漬けなど、生食にぴったりです。
冬キャベツ
形は扁平で、玉が固く締まり、葉肉が厚い。煮くずれしにくいので加熱調理に向いています。
豆知識
- 参照:
- 日本食品標準成分表2015年版(七訂)
- 監修:
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札幌保健医療大学
保健医療学部栄養学科
客員教授/農学博士 荒川義人
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朝露の光るあいだに
収穫は気温が上がらない早朝のうちに。
ひとつひとつ虫や巻きをチェックし手で刈り取っていきます。 -
外葉と芯に栄養あり
ビタミンCは外側の葉ほど多く、芯もまたグンとアップ。
どちらも捨てずに残さず使いましょう。 -
越冬キャベツは甘い?
畑に降った雪の下で保存する越冬キャベツ。
鮮度も養分も雪に守られています。