きたやさい
ホクレン

さやえんどう

Pea

えんどう豆は世界最古の栽培植物のひとつで、古代ギリシャの文献にも名前があるとか。そのえんどう豆の未熟なサヤを食べるのが、さやえんどうです。完熟豆に比べると糖質、タンパク質は少ないものの、β―カロテンやビタミンCが多く、カリウム、カルシウム、食物繊維も豊富。若い豆をサヤごと食べるものをレグメス(さや豆)野菜といい、豆と野菜のいいところを両方とれるわけです。爽やかな緑とビタミンCを生かすには、あまり加熱せず短時間で調理するのがコツです。

北海道産

寒さに強く乾燥した気候を好むので北海道は好条件。
甘さと歯ざわりが良く市場での評価も上昇中。

保存方法

栄養成分が早く消失してしまうので、できるだけ早く食べること。サッと茹でて冷凍保存がおすすめ。

旬の時期

栽培時期は3月〜10月、旬は6月〜9月。

選び方

果皮の緑色が鮮やかで光沢があるもの。
サヤが薄く、マメの形が浮き出ていないものを。

横スクロール可能

※帯の色が薄くなっている時期は出荷量が少なく、北海道外には出回っていない場合があります。

※出荷時期は天候によってずれる場合があります。

豆知識

参照:
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
監修:
札幌保健医療大学 
保健医療学部栄養学科 
客員教授/農学博士 荒川義人
  1. 風情ある名は「絹さや」

    栽培している時のサヤ同士がこすれ合う音が、絹が出す音と似ていることから「絹さや」と呼ばれるようになったそう。

  2. えんどうの三段活用

    日本では江戸時代から、まず若サヤを食べ、今でいうグリーンピースを食べ、最後に完熟豆をミツ豆などに利用していたとか。

  3. スナップエンドウ登場

    店頭でもよく見かけるようになったスナップエンドウは、さやえんどうの一種。サヤも厚く、マメもしっかり、ひと味ちがう魅力が楽しめます。

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